チャレンジてんこ盛り〜テレビ台作成〜

しばらくDIYから遠のいていましたが、久々に制作再開です。
今回は我が家の仕事部屋にあるテレビ台の制作を行いました。
仕事部屋に元々あるテレビ台は、この家の大家さんのものです。
しかし、あまりに長い年月を放置しているため、背後が朽ちてしまっていて、見るに耐えません。
なので、今回は思い切って重い腰を上げました。

 




端材が溜まっていた

ここへ引っ越してきてからいくつかの作品を作りました。
しかし、その際に結構な量の端材が出てきていて、どうしようかなと悩んでいました。
今回はその端材たちを使って、低コストで制作をしようと思い立ちました。

今回はこんな感じの端材たちを使いました。

  • OSB合板(天板に)
  • ワンバイ材(骨組みに)
  • 杉の端材(骨組みに)
  • 針葉樹合板(棚板にと外の壁に)

こんな感じの種類も全然違う材木たちです。
多国籍軍といってもいいようなラインナップです(笑)

 

さぁ、これらをどうやって捌いていこうかな。

製作手順

まずは骨組みから

最も大事な骨組みから製作していきます。
ここで手を抜くと後々後悔することになるので、気が抜けません。
計算すると手持ちの端材では少し足りなくなりそうだったので、まずはワンバイ材を丸ノコで縦に割きました。
細かったので少し怖かったのですが、無事に割くことができました

こんな感じで骨組みが完成。サイズが違ういろんな材を組み合わせたので、パッと見た感じは少し不恰好ですが、強度は問題なしです。

棚板はこんな感じで載せていきました。
端材全てをちょうど使い切ることができました。チューナーも余裕で置けそうな大きさです。

 

引き出しも作ってみるが・・・

今回は初めて引き出し作りにもチャレンジしました。
ただ棚板乗せるだけじゃちょっと味気ないですよね。
こんな感じで余って細い材を使って、引き出しが乗るレールを作りました。
ちゃんと長さや高さを計測して作りましたが、少し歪んでいるような…。

引き出しはこんな感じで作成。
このままだとあまりに不恰好なので、全面にOSBをつけて少し無骨な雰囲気にしてみました。

これで骨組みはほぼ完成です。
あとは天板を載せれば完成なのですが、ここで終わっては少し味気ないので、ここから大きなチャレンジを行いました。

 

天板に装飾を

天板には合板をそのまま乗せたのですが、今回はさらにその上にヘリンボーンデザインを施そうと思います。

「ヘリンボーン」とは、山形と谷型が連続する模様のことです。英語で「ニシン(herring)の骨(bone)」という意味があり、柄が魚の骨の形に似ていることからこう呼ばれるようになったといわれています。

高級感と上品さがありながら親しみが感じられるおしゃれなデザインは、ファッションやインテリアなど多くのシーンに取り入れられています。リノベーションで使われるのは「ヘリンボーン張り」という、フローリングの張り方の一種。たくさんの木目が交差した、重厚感のある個性豊かな表情がとても魅力的です。

リノべるより引用

多くは床などに施されるデザインです。
以前テーブルにこのデザインが採用されているのをみて、いつか自分でもやってみたいと思っていました。

 

今回はこれをOSB合板で作ることにしました。
このデザインで最も大変なのが、同じ寸法の材を用意することです。
丸ノコでひたすらOSBを同じ大きさでカットしていきました。
やり始めてすぐに後悔しましたが、心を無にしてひたすらカットしていきました。

カットした際はこんな感じで天板にボンドで留めていきます。
これもまたまためんどくさい…。
最近、ボンドはタイトボンドというボンドを使ってます。かなり強烈にくっつくのでおすすめです。

この作業だけで1日を費やすぐらい大変でした。

そしていよいよ設置

こんな感じで部屋に設置しました。
40インチのテレビなんですが、乗せてもびくともしないぐらいの強度です。
ホワイトで塗装したので、部屋にもいい感じで調和しています。


引き出しのOSBもいい感じでアクセントになっています。
ワトコオイルも塗ったので、深みのある色になってていいね。

ヘリンボーンはこんな感じで完成。
これも初めてにしては、思った以上にできました。

写真にはないですが、背部にケーブルを通す穴も開けているので、ケーブル類も正面からは見えないようになっていて、スッキリした印象になりました。
全体的には満足のいく出来になりました。

 

少し失敗も…

今回は全体的には確かに良くできたのですが、細部で色々と失敗しました。

引き出しの開閉問題

骨組みを作っている時からの違和感がやっぱり的中でした。
引き出しを引き出したり、入れたりはできるのですが、一度動かすとスムーズな出し入れができません。
やはり、微妙なズレがこの状況を産んだのでしょう。
引き出しは他の箇所以上に精度が要求されることがよくわかりました。

 

ヘリンボーンの難しさ

写真には映っていないですが、ヘリンボーンは最後の方は結構ずれてしまいました。
原因は一つ一つの材を小さくしすぎたせいだと思います。
見た目にこだわったので、そういう選択をしたのですが、もう少し大きな材にして精度を重視した方が良かったのかもしれません。
まぁ、ちょうどテレビを置いたら隠れたので、結果オーライかな。

 

失敗は次回の糧に…

今回は、今までしてこなかった加工や装飾にチャレンジしたという面では、自分のDIYの可能性が少し広がったのかなと感じます。
失敗は次に作品で改善していきたいですね。
でも、ヘリンボーンはしばらくええかな。流石に疲れました…。

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