飛行機での乗り継ぎ失敗で予定狂いまくり

先日のコタキナバル旅行で大きなトラブルに見舞われました。
それが、飛行機のトランジット(乗り継ぎ)の失敗です。
何度かトランジットはしたことがあったのですが、失敗は今回が初めてでした。
今後このようなことがないように、その時自分が行った手続きについてまとめたいと思います。

 




そもそもトランジット(乗り継ぎ)とは

海外旅行で目的地に向かう際には、2つの方法があります。

 

  • 直行便(一本で目的地に向かうもの)
  • トランジット(途中で飛行機を乗り換えていくもの)

 

そして、トランジットにも様々な形式があります。

 

  1. 国内線と国際線をまたぐもの
  2. 国内線だけのもの
  3. 国際線同士のもの
  4. 同一航空会社での乗り継ぎ
  5. 別々の航空会社での乗り継ぎ

 

他にもパターンをあげればきりがないのですが、海外旅行ではそのような方法で目的地に向かうことになります。

 

それぞれのどういう特徴が

同一会社同士の乗り継ぎだと、荷物も基本的には最終目的地まで持っていてくれ、トランジットもスムーズです(例外もあり)
また、国際線同士のものも国によりますが、入国手続きさえしなければ、比較的スムーズに手続きが行えます。

 

厄介なのが、国際線と国内線をまたぐものです。
多くの場合イミグレを通らないといけないため、その時間を考慮しないといけません。
国によっては(特に中国)ものすごく時間がかかる場合があります。

 

 

また、別々の航空会社でトランジットを行う場合、荷物の受け取りや、再チェックインなど、多くの手続きが必要なため、思っている以上の時間がかかる場合があります。

 

 

目安は乗り継ぎ時間

他にも、この乗り継ぎを以下にスムーズに行うかの目安とされるのが、「乗り換え時間」です。
同一航空会社でチケットを取った場合は、最低乗り継ぎ時間というものが保証されます。
ただ、別々のチケットを取った場合、別々の航空会社での乗り継ぎ時間を考慮しないといけません。
ここを見落とすと大変な目に会います。

 

どれぐらいがいいの

国などの状況によって一概にこれとは言えませんが、個人的な感覚からすると、3時間あればゆとりを持ったトランジットができるのではないかなと感じます。
長いトランジット時間だと、一度入国しての観光もできるので、その辺は使いようだと思います。

 

ただ、2時間以内になってくると、かなりタイトなスケジュールになってきます。
イミグレ、荷物の受け取り、再度のチェックインなどが重なったら相当しんどいですね。



トランジット失敗を引き起こす要因

そもそも経由地に間に合わない

飛行機は天候や、当日の運行状況によって、その出発時間が大きく左右されます。
日頃日本の公共交通機関の感覚に慣れていればあり得ないかもしれませんが、飛行機の遅延なんて日常茶飯事に起こります。それも何時間単位です。

 

経由地に時間通りに到着しなければ、トランジットすることすらできません。
乗り継ぎ時間の短さは、ここで大きな影響が出ます。
短い乗り継ぎ時間だと、少しでも遅延してしまうとアウトです。

 

搭乗ゲートに間に合わなかった

これあ文字通り、時間までに次の飛行機に間に合わなかったということです。
これも要因は様々でしょう。広い空港で迷子になった、チェックインカウンターが大渋滞だったなどなど。
時間がないと余計に焦ってしまい、パニックになってしまいます。
どんなに時間があったとしても、必ず自分がどこに行かなければいけないのか、把握しておく必要があります。

 

 

今回遭遇したケース

前置きが長くまりましたが、今回自分が遭遇したケースを紹介したいと思います。

  • コタキナバル(国際線)→福州(国内線)→中国国内のトランジット
  • 同じ航空会社(厦門航空)の通し券を購入
  • 乗り継ぎ時間は1時間35分

乗り継ぎ時間が短いように思いますが、荷物も直接行くし、これよりもタイトなスケジュールでトランジットしたこともあるので、よほどのヘマをしなければ、問題ないかなと思っていました。
しかし、今回は飛行機の遅延という、自分ではどうしようもない事態に遭遇してしまいました。
では、その時の自分の動きを順を追って説明したいと思います。

コタキナバル空港で

空港では時間通りにチェックインしました。
ここではまだ遅延についての情報一切ありません。
順調に、イミグレも通過したところで、掲示板に無情にもDelayed(遅延)の文字が。
しかも、3時間遅れです。この時点で自分が今日帰れないことを悟りました。
その瞬間から今できることを考えて行動を始めました。

 

 

航空会社にすぐ連絡

遅延情報が出てすぐに、厦門航空のサービスカウンターに電話をしました。
中国国内かけても、中国語での交渉に自信がなかったので、遠く離れた東京支社に電話しました。
色々と現状を伝えましたが、担当者からは、「お客様の買ったチケットは中国国内で買ったため、日本では処理することができない」とのことでした。
ただ、この担当者がとても親切に対応してくれて、福州の担当者に連絡をしてくれました。
そして、「航空券の日程変更、ホテルの手配全て行います」と確約を取り付けてくれました。

 

 

しかし、そこは自由の国中国です。
昨日正しかったことが、間違ったことになるなんて日常茶飯事の国です。
空港に着いて、「そんなこと知らないよ」といわれる可能性は大でした。
なので、福州に着いてから戦う気持ちでエネルギーを蓄えていました(笑)

 

 

平常心を保つ

待てど待てど飛行機は来ず、結局4時間遅れでの出発でした。
周りにはイライラしていた人もいましたが、ここは平常心を決め込みました。
イライラしたところで、間に合わないという事実は変わらないし、どうにかなるわけでもないですしね。
機内ではカタカタとブログの文を打ちながら過ごしました。

 

 

福州に到着

なんとか福州空港に到着しました。
待ち時間も長く流石に疲れの色も出ていました。
どういう対応をしてくれるのかなと思っていると、イミグレの前に厦門航空の職員が立っていました。
私の名前の書いた紙を持って待っていてくれて、次の日の便の時間と、ホテルの場所を伝えてくれました。
あまりにもすんなりいったので、少々拍子抜けしましたが、金銭的な負担はゼロになり一安心しました。

その後、ホテルまで送迎してもらいました。
ホテルは割と綺麗なビジネスルームを用意してもらいました。個人的には満足のいく部屋でした。(写真撮り忘れた〜!)

そして、次の日の早朝の便で、無事に中国国内の自宅に帰ることができました。
そん便も遅延したけどね(笑)

 



今回学んだこと

すぐに出来ることをする

遅延が決まって、トランジットに間に合わないと分かったら、すぐにできことをすべきです。
航空会社への連絡、旅行会社への連絡など、そこから何か活路が見出せるかもしれません。
今回の自分の場合は、日本支社から福州へ連絡をしてもらう形になりました。
連絡をしなくても、保証はしてもらえたのかもしれませんが、もししていなかったら、何もしてもらえてなかったんじゃないかという不安もあります。

 

海外では、自分の想いはしっかりと主張しないといけません。
「わかってもらえるかも…」なんて思っていても、誰も分かってくれません。
感情的にいうのではなく、きちんと伝えるのが大事です。
言葉の壁があるかもしれませんが、困ったときは近くの人に助けてもらうのも手です。

 

 

とにかく冷静に

これは、トランジット失敗だけではなく、海外に行ったとき大事な心構えの1つです。
こういう時に焦って判断を誤ったり、感情的な行動を取ってしまうと、帰って事態の悪化を招く場合があります。
イライラする気持ちは分からなくもないですが、まずは淡々とやるべきことを行うことが大切です。

 

でも、もう二度と遭遇したくない

よく聞くトランジット失敗が、まさか自分の身に起こるとは想像もしていませんでした。
自分の場合は帰路に起こったのでまだマシでしたが、これが旅行に行く途中なら最悪の一言ですね。
ホテル代が無駄になり、ツアーにも支障が出るかもしれません。
それ以上に、「なんでこんな目に…」と、精神的にもかなり辛くなるでしょうね。
せっかくの旅行のスタートが嫌なものになってしまいますね。

 

今度からはこういう自体には遭遇しないように、出来るだけ直行便取ろう。

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