さくらマラソン参加に向けて〜神奈川、千葉弾丸旅行①〜

今年の3月、激務の仕事の合間を縫って、千葉県佐倉市の「さくらマラソン」に参加してきました。
実は、今回終始天候が悪く、一度も青空を望むことができませんでした。
そんな中、大会前日に道中の神奈川、千葉の観光に行ってきました。




鶴岡八幡宮の奥深き魅力に酔いしれる

鶴岡市に佇む、歴史と神秘が交錯する場所、それが鶴岡八幡宮です。
この神聖なる場所に足を踏み入れると、まるで時空が交わるかのような感覚に包まれます。
かの源頼朝公の栄枯盛衰を感じます。

参道を進むと、立派な鳥居が迎えてくれ、境内に一歩踏み入れると、日常の喧噪から離れた穏やかな空気が漂います。
ここでしか感じられない神秘的な雰囲気に包まれ、心が静寂なるひとときを過ごせそう。
晴れなら、さぞ綺麗だったであろう桜並木の街道です。
この日の雨で桜も散り始めていたのが非常に残念です。

四季折々の風情、神宮の庭園

鶴岡八幡宮の庭園もまた訪れる者を引き込みますね。
四季折々の花々が彩る庭園は、春には桜の花が咲き誇り、夏には緑が濃く、秋には紅葉が一面に広がります。

これらの風景は、見るものの心を豊かにし、季節ごとに異なる表情を見せてくれます。
春限定で神苑ぼたん庭園が開催していたので寄ってみました。

ここでは、様々な美しい牡丹が咲き誇り、その花々はまるで彩りの宝石箱のよう。
春には儚く、夏には濃密な緑が、秋には紅葉が牡丹たちを彩ります。
この日の、雨に打たれる牡丹の花びらも、また趣があり素晴らしかったです。

もし晴れていたら、その陽光に輝く様子は、まさに圧巻の美しさだったでしょうね。

この庭園でしか感じることのできない、自然の中で繰り広げられる美の舞台でした。

歴史と厳かなる威厳

そして、鶴岡八幡宮の中心とも言えるのがその本殿です。
歴史の深みを感じさせる立派な本殿は、荘厳な雰囲気に包まれ、まさに神聖なる存在としてそびえ立っています。

本殿は、国の重要文化財に指定されている、江戸時代初期の建築物です。
流造(ながれづくり)という、屋根の両端が左右に流れる形の特徴的な建築様式で、その優美な姿は、まさに芸術作品と呼ぶにふさわしいものです。
日光東照宮とはまた違った豪華絢爛さがありますね。
雨にも関わらず、たくさんの参拝客がいましたね。

 

鎌倉五山の総本山へ


少し時間があったので、鎌倉五山を代表する寺社「建長寺」へも足を伸ばしました。
鶴岡八幡宮から建長寺までは、徒歩で約15分ほどです。
鶴岡八幡宮の西門を出て、小町通りをまっすぐ歩いていくと、建長寺の山門が見えてきます。
歩くと言ってもその道のりはかなり過酷。さすが頼朝公が居を構えた街だけはあります。
ひたすら上り坂を登っていきます。雨だから余計に辛い。

建長寺は、鎌倉五山の一つに数えられています。
鎌倉五山とは、鎌倉時代の鎌倉幕府によって、禅宗の寺院の中で、格式の高い5つの寺院に定められたものです。
建長寺は、鎌倉五山の第一位に位置付けられており、鎌倉における禅宗の中心的な寺院として、大きな役割を担ってきました。

さすがは一位の序列ということもあり、その作りは荘厳の一言。
この日は公道でお経も唱えられており、おいそれと観光で来ていいものかと悩むほどの雰囲気でした。

君が代の歌詞に出てくるさざれ石もありました。
こうやって見るとなんの変哲もない石ですね。なんで国歌の歌詞にまで入っとるんやろ。
まぁ、そこまで興味はないけど(笑)

建長寺の境内には、約500本の桜が植えられています。
ソメイヨシノや八重桜など、さまざまな種類の桜が咲き誇り、境内を彩っていました。
山門をくぐると、目の前に広がる桜のトンネルは、まさに絶景です。
桜吹雪の中を歩いていると、まるで天国に降りてきたような感覚になります。
ただ、何度も言うようにこの日の雨がそれを半減させていました…。

鎌倉の魅力を堪能したけど

鎌倉は、歴史と伝統、そして自然が息づく、日本の原風景を体感できる場所です。
ぜひ、一度訪れて、鎌倉の魅力を体感してみてください。
今回は残念ながら雨で、少し苦労もしましたが、雨に濡れた石畳や、水たまりに映る街並みは、また違った魅力があります。
そして、もし雨の日だったとしても、その中でも感じられる魅力を探してみてください。
きっと、新たな発見があるはずです。

 

コメント