草原だけじゃない内モンゴル~内モンゴル旅行3日目~

内モンゴル旅行もいよいよ3日目です。
昨日は、悪夢のようなゲルで一泊しました。
夜には隙間風が入ってきて、寒いのなんのって…。
布団も硬かったし、体もなんか痛い気がします。散々ですね…。

ツアーはいよいよ後半戦の2日目です。
この日は、草原ではなく砂漠に行ってきます。

 




内モンゴルの環境は千差万別

昨日の草原はとても寒く、夏の格好ではその場にいるのも辛いぐらいでした。
しかし、今日の砂漠は打って変わって、ものすごい暑さの過酷な環境だそうです。
「長袖なんかで行ったら辛いことになるぞ」と言われながら、バスの中で、ガイドの人から砂よけのカバーをもらいました。

しかも、草原から砂漠まで遠い。バスで4時間の行程です。
それだけ遠くまで行ったら気候も変わるわな。
本当に中国は広いわ。

砂漠という名の観光公園:響沙湾旅游景区

4時間の長旅を経て、ようやく目的地に到着。
バオトウの響沙湾旅游景区にやってきました。
フフホト市内からは、車で約2時間半の場所です。

 

入場券と、砂滑り用の券を購入し中へ。
ガイドが強引に順番に割り込ませてくれたので、すんなり中に入ることができました。
良い悪いは別にして、この辺りはガイドの力はすごいね。

リフトで砂漠へ

入り口からは、リフトで砂漠へ向かいます。
リフトは結構な高さと長さがあり、苦手な人は恐怖感を覚えるぐらいのものです。
ただ、スピード自体はゆっくりなため、私はそこまで怖くありませんでした。
約5分ほどリフトに乗った後、ついに砂漠に到着です。

 

バギーで爆走

砂漠に到着してすぐに移動を始めました。さらに奥へ向かうためだそうです。
移動手段は巨大なバギーです。30人ほど乗れるものでした。

スピードも結構出てなかなか迫力がありました。
砂埃も待ってくるので、ここで砂よけのカバーが役に立ちました。
砂埃に耐えながら乗車して、ようやく到着です。

確かにさっきまでの景色とは違い、一面の砂です。
そして、日光の照り返しもすごい。サングラスをしていないと、立っているのも辛いですね。
そして、いよいよ砂漠での活動スタートです。

 

砂漠といえば…

砂漠での最初の活動は、砂漠を象徴するものと言っても過言ではありません。

そうです。ラクダ乗りです。
砂漠を舞台にした作品で、出てこないことはないほど、砂漠とはきっても切れない関係ですよね。
今まで何度かラクダは見たことはありますが、実際に乗ったことはありません。
ガイドに案内され、いざラクダ乗りの場所へ行きましたが…。

出ました。この大行列です。中国の観光地の名物ですね。
目の前にラクダがいるのになかなか乗れません。

結局40分近く行列を待った後、やっと自分たちの番になりました。
幸いなのは陰の中で待てたので、体力の消耗はそこまでではありませんでした。

 

ラクダを乗る際には、「いらない荷物は絶対にリュック内に隠せ」といわれました。
なんでも、水が入っているペットボトルを見ると、噛みつきにくるらしいです。
ラクダってそんなに危険なんや。おっとりしてそうなイメージやのに。

ラクダは馬よりも乗り心地が柔らかいです。筋肉質なところがないからなのでしょうか。
しかし、立ち上がったらものすごい高さです。馬よりも絶対に高いです。

これが上からの目線です。伝わりにくかもしれませんが、なかなかの迫力ですよ。
歩くスピードはゆっくりなので、落ちるような心配はありませんでした。
砂の上を歩いているせいか衝撃もそれほど強くありません。
ただ、スピードがゆっくりです。これで砂漠の中を荷物持って移動するなんて、いったいどんだけ時間かかるんやろうか。


シルクロードをこれで縦断したとか正気の沙汰じゃないな。
昔の人たちは本当にすごいね。

砂漠をぶらぶら

ラクダ乗りを終えた後は、砂漠をぶらぶらして過ごしました。
ここは観覧車や、ジェットコースターなどのアトラクションもたくさんあり、多くの子供たちがそれで楽しんでしました。

ただ、純粋な砂漠を見たい人にしてみれば、この取ってつけた感は非常に違和感を感じます。
自分もあまり好きではありません。
敦煌の時のような、ただただ砂漠が広がっている光景が好きですね。(あちらも少し観光地化されていましたが…)

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あっけない砂滑り

ラクダでの時間がだいぶかかったようで、現地での出発時間を大幅に過ぎていました。
ガイドにかなり急かされて、出発しました。
「まだ、砂滑りをしてないよ」というと、「帰りにできるから」と言われました。

 

最初は意味がわかりませんでしたが、現場に行くとその意味がわかりました。
なんと、帰りのリフトは普通に待つと1時間待ち。
ただ、砂滑りで降りて中継地点から乗ると、待ち時間ゼロで乗れるそうです。

実際に滑る場所に来ると、かなり急な角度で、結構スピードが出てあっという間に終了でした。
そして、本当に待ち時間ゼロでリフトに乗れました。
そして、バスに乗り込み、フフホト市内に帰りました。

 

2日のツアーは過酷!

今回初めて、2日間の現地ツアーに参加しましたが、率直な感想を言うときつかった。
オール中国語環境の中で、2日間ずっと過ごすのは思った以上にエネルギーを使いましたね。
なによりも初日の、あのゲルでの宿泊がきつかったかな。
まぁ、値段相応とい言われれば、返す言葉もないんですが。

翌日、またまた空港でトラブルはありましたが、なんとか無事に家に帰ることができました。
今回の旅行も、またいい経験ができたね☆

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