今回は北京郊外にある盧溝橋に行ってきました。
盧溝橋といえば、言わずと知れた東洋を代表する橋です。
かのマルコ・ポーロが「世界中どこを探しても匹敵するものがないほどの見事さ」と絶賛したのは有名な話です。
しかし、我々日本人には、別の意味で馴染み深い場所です。
日中戦争のきっかけとなった盧溝橋事件の場所です。
この橋を挟んで、一発の銃弾が日本軍に着弾し、戦争が始まったと言われています。
盧溝橋までの行き方
盧溝橋は北京市内からから行くのは、少し郊外の方に行かないといけません。
交通の便がいい北京とはいえ、ここまで行くのは少し時間がかかります。
北京南駅からはこんな感じです。
自分は地下鉄とバスを併用して現地まで行きました。
めんどくさい方は、タクシーで行くのが一番かと思います。
盧溝橋に到着
バス停から少し歩くとこのような看板が飛び込んできます。
こんな辺鄙なところに行く人は少ないようで、道中誰にも会いません。
途中、宛平城の城壁も見えてきました。
ここは正直見るに値しないような場所でした(笑)
そして、ようやく盧溝橋の場所に到着。
ちゃっかり入場料も取られました。その辺はしっかりしてやがるな。
さすが、盧溝橋事件の場所だけあって、戦争に関連する遺構も残ってる。
なんか労働っぽい石碑が。
その隣にその様子を表した像も展示されていました。
これは強制労働の様子なんやろか。
多分、作られた当時の様子を表したものやよね。
まさか日本軍が重労働をさせたっていうわけじゃないよね。
いよいよ橋に近づいてきました。
橋に近づくにつれ、観光客もちらほらと見えてきました。
やっぱり中国人もここにやってくるんやね。
東洋一の美しさ
そして、いよいよ盧溝橋そのものに到着です。
この先にいよいよあの有名な盧溝橋がと思うと、年甲斐もなく(まだ若いけど)胸が高鳴ります。
これが盧溝橋です。
橋の欄干にはこの橋を代表する獅子の装飾が。
こいつらは日中戦の開始をどんな気持ちで見守ってきたんやろか。
橋がどこまで当時のまま残っているのかはわかりませんが、自分が歴史の日中の歴史の重要な場所に立っていると思うと、非常に感慨深いです。
中国の人たちはどのような思いでここにきているのでしょうか。
非常に気になりますが、デリケートな話題でもあるので、話しかけられませんでした。
日本語でも書いてくれています。
やっぱり訪れる人が多いんやろうね。
ずっしりとくるものがある
やっぱりここに訪れて良かったと思いました。
銃弾を打ったのは誰なのか、日中の戦争がどのようにして開戦したのか、今となっては闇の中になってしまいました。
しかし、ここに立つと当時の雰囲気の残り香を感じることができました。
これぞ遺構巡りの最大の醍醐味ですね。
コメント