厦門旅行もいよいよ残すところ後一日となりました。
この日の目的地は、コロンス島です。
福建の土楼と同じぐらい楽しみにしていた場所です。
コロンス島にはフェリーを使って
島への交通手段はフェリーしかありません。
しかし、このフェリーのチケットの取り方が少々厄介です。
厦門にフェリー乗り場は数多くあるのですが、地元民しか利用できないものがあったり、予約が難しかったりとハードルが高いです。
中国に来てから、中国の身分証があればと何回思ったことかわかりません。
我々外国人は、东渡邮轮というフェリー乗り場からしかコロンス島にはいけません。
しかも、予約はできず、現地に行って買うことしかできません。
日によってはその日の券はすぐに売り切れると聞いていたので、朝一で东渡邮轮へ買いに行きました。
しかし、発券売り場には誰も並んでおらず、すぐに買うことができました。
心配が杞憂にすんでよかったです。
発券にはパスポートが必要です。子どもは120cm以下は無料ですが、チケットは必要となりますので必ず発券してもらって下さい。
行きは時間指定でしたが、帰りはどの便にも自由に乗っていいとのことでした。
一度ホテルに戻って休憩してから、再度东渡邮轮にやってきました。
この時は朝よりもたくさんの人がいました。
空港のような厳重な安全検査を経て構内へ。
中にはスタバやWi-Fiもあり、結構快適に過ごせました。
さぁ、いよいよコロンス島へ向けて出発です。
コロンス島海洋世界
フェリーで約20分ほどかけて、コロンス島に到着。
この日は若干風が強く、少し肌寒かったです。
まず行った場所は厦門海底世界。いわゆる水族館です。
子供達がこの厦門旅行に少し退屈してきていたので、仕方なく行ってきました。
コロンス島にひっそりと佇む小さい水族館でした。
どれだけしょぼいのかと思いきや、海底トンネルもありわりかししっかりとした水族館でした。
アマゾンの魚もいて、子供達のテンションも結構高くなっていてよかったです。
租界の影響が色濃く残るコロンス島内
水族館に約1時間ほどいた後、いよいよコロンス島内を散策。
マカオを思わせるような洋風の建築がいたるところにあります。
マカオはカジノと洋風建築のミスマッチさがありましたが、ここは島全体が当時の様子をそのまま残している感じがします。
なんか中国とは違う国にきたような気さえしますね。
しかし、街中をよくみると、漢字がいたるところにあるので、とてもヨーロッパに来たという感じにはなれませんが(笑)
島内にあるピアノの博物館にも寄りました。
コロンス島は実は音楽の街としても知られており、有名な音楽家も輩出しています。
そして、この博物館には、歴史的にも価値の高い数多くのピアノが展示されています。
約100年前のピアノです。今にもつながるオーソドックスな形です。
うーん、なんかシンセサイザーにしか見えない。
そして、極度に少ない鍵盤に後ろの大きなパイプ。
どんな用途で、どんな音を奏でるのかが気になるところです。
全く用途不明のピアノ。
楽譜のようなものを入れるところがあったので、オルゴールのような全自動のものでしょうか。
館内の中心部にある天井まで届くようなパイプオルガン。
音こそ聞けませんでしたが、こんな大きなものは初めて見ました。
この日は時間がなくて、日光岩には登らずに帰りましたが、異国情緒は十分に感じることができました。
租界地ってやっぱり中国の中でも特別なものなのだなと感じました。
厦門に行って、ぜひこの雰囲気を味わってほしいですね。
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