コタキナバルツアーもいよいよ残すところ二日です。
最終日は移動日なので、実質この日が観光の最終日でした。
最終日は、コタキナバルの自然にたっぷり触れようということで、昆虫ツアーに参加してきました。
本当に自然が多いコタキナバル
トカゲの宝庫
この旅行中、主にコタキナバルの市内にいたため、サピ島に行った以外は、そこまで大自然には触れていませんでした。
ですが、至る所に生き物の息吹を感じることができます。
街を歩いていると、普通に出会うことのできるトカゲ。
なんども捕まえようとしましたが、速すぎて絶対に無理。
クレイジージャーニーの加藤先生は、本当にすごいと感じた瞬間でした。
サピ島にはこんなトカゲがいました。残念ながら2mクラスのミズトカゲには会えませんでしたが、これでも十分すぎるサイズです。
そして昆虫の宝庫
コタキナバルには、キナバル国立公園をはじめとした、多くの自然が手付かずで残っていて、そこは多くの植物や昆虫たちのパラダイスとなっています。
ラフレシアやウツボカズラなどの世界的に有名な植物も多く、またコタキナバルにしかいない固有種もたくさんいるそうです。
そんな大自然に触れずして、帰れるわけがありませんよね。
というわけで、意気揚々と昆虫ツアーに参加です。
まずはツアー申し込み
ツアーに関して言えば、現地ツアー、日本の旅行会社主催のツアーとさまざまあります。
現地ツアーのメリットは値段の安さです。
しかし、今回はいろんな説明を聞いて、きちんと理解したいと思ったので、初めて日本のツアーに参加することにしました。
色々な旅行会社のツアーで迷ったのですが、JTBさんの昆虫ツアーに参加してきました。
事前にネットから予約できるので、日時を指定して予約しました。
最小携行人数は二人からということだったので、子どもと共に出発です。
舞台はバタフライガーデン
こちらのホテルからJTBにピックアップにしてもらうことになりました。
ちなみにここは、かなり高級なホテルだそうです。自分たちはこんなところには泊まってはいません。
迎えにきてくれたJTBの人は、現地の人でした。
しかし、日本語はペラペラで陽気な感じの方だったので一安心でした。
ここからやく40分ほど車を走らせて、バタフライガーデンへ。
途中うねうね道や悪路もあるので、車酔いがきつい方は要注意です。
そして、到着したのがここです。
もうちょっと整備されたところなのかなと思っていましたが、完全なるジャングルの中にありました。
これはめっちゃ期待できそうです。
日本で見ない虫たちが
行くといきなり、コタキナバルの大自然をこれでもかと感じさせられる虫たちに遭遇。
ガイドに指さされた先にいたのは、超巨大なナナフシです。
大人の二の腕ぐらいの長さがあるやつです。動きは緩慢としていたので、そこまで恐怖感はなかったですが、この大きさには驚きました。
そして、また巨大な昆虫です。
バッタらしいのですが、おおよそ普通のバッタとは言えないサイズ。
草むらでこんなのに遭遇したら腰抜かします。
もう一つ、この虫かごの中にはこれまたでかいヤスデがいました。
やっぱりジャングルに住む虫のサイズはでかいな〜。
標本作りと標本館へ
標本作り
まず、このツアーの最初のアクティビティーの標本作りです。
このように、すでにある程度完成しているものから選んでいきます。
ツアーにはクワガタは無料でついてくるんですが、サイズが小さいです。
この写真のカブトムシを所望すると、プラス150RMになります。
せっかくなので、そっちにすることにしました。
標本作りは簡単で、このように針を刺していくだけでできます。
体や足に直接さすのではなく、動かないようにバツ字にして固定するだけです。
ここから完全に固定してきちんとしたケースに入れてくれます。
完成品はツアーの最後に渡してもらえます。
標本館へ
ここバタフライガーデンは、コタキナバルやそれ以外の昆虫のたくさんの標本が保管されています。
なかなかすごいコレクションです。
図鑑でしかお目にかかれない昆虫もたくさんいました。
よく図鑑で見る、お相撲さんの顔をしたカメムシです。
こちらはバイオリンムシです。
確かに独特の形をしているな。こちらの種には毒があるようです。
こちらはさまざまな種類のゴキちゃんだそうです。
左上のやつが家の中で出てきたら、軽いパニックになりそう。
コタキナバルの植生に触れる
標本を見た後は、実際にコタキナバルの植生について、観察しながら学びました。
ここが本当のバタフライガーデンです。
この中に多種多様な蝶たちと、植物が飼育されています。
こちらは有名なウツボカズラです。
残念ながらこの個体は、すでに水を外に出してしまっていました。
ちなみに世界最大のウツボカズラは、キナバル山にいるそうです。
コタキナバルはランの生息地としても有名です。
園内にもたくさんのランがありました。
このランはネックレスランと言う種らしいです。
こちらは匂いが生姜みたいなランだとだと言っていました。
カエルの卵です。すでに生まれた後の状態ですね。
実はこの後、植物を観察しようとして、手を伸ばしたら、後ろに隠れていた毒蛇に噛まれそうになった。
危機一髪でした。ジャングルで油断は禁物です。
そして、この後がいよいよメインのアクティビティであるカブトムシと触れ合う体験です。
暗くならないとカブトたちはやってこないので、それまでご飯を食べて待つことに。
しかし、気の早いクワガタを早くもゲット。
これは夜も期待が持てそうです。
そこら中にいるカブトやクワガタ
移動時間も含めて、約1時間半ほど時間を潰した後で、再び元の場所へ戻ってきました。
辺りはすっかり真っ暗です。
鳥の鳴き声、虫の鳴き声が四方から聞こえます。
ジャングルの夜とはいうのは独特の雰囲気がありますね。
そして、採取会場に行ってみると…。
いるわいるわカブトやクワガタ。
蜜も何も塗っていないのに、ただ光に誘われてわんさかやってきます。
紛れて割と大きめののハチも寄ってきます。
掴みたい放題触りたい放題です。
足元にもこのサイズのカブトがどどーん!
うっかりしてしまうと踏んでしまいそうです。
自分も童心に帰って、カブトムシを掴みまくります。
なかなか力が強く、柱や布から離すのも一苦労です。
これが自然で鍛えられた力なのでしょうね。
途中からはカブトとクワガタの力比べをさせたりして、楽しく昆虫と交流しました。
いつまででも遊んで入られそうでしたが、時間が来たので終了。
ライトを消すと虫たちは自然と森の中へ帰って行きました。
最後は標本を受け取って、ホテルへ戻りました。
JTBの人は最後まで親切にしてくださいました。
昆虫好きにはたまらないよ
午後3時に出て午後9時に帰るという半日のツアーですが、その内容はなかなか充実していました。やはり日本語で説明を受けられるというのは、かなりストレスが軽減されますね。
(現地ツアーには現地ツアーの良さがありますが)
昆虫や自然が好きならたまらなく興奮すると思いますよ。
他の参加者の方々(特にお父さん)もずっと叫び声をあげてましたよ。
ただ、場所が少し高地のため長袖、長ズボンは必須ですね。
コタキナバルに行ったらこの体験は是非して欲しいです。
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