2020年は世界中がコロナに翻弄された1年だったと言っても過言ではありません。
私自身、志なかばで早期帰国をさせられ、不遇の1年となりました。
帰国してからも日本中の経済が止まり、学校でさえ休校になるという前代未聞の事態を経験しました。
そして、いまだにその収束は見えない状況です。
12月31日には1日の感染者が4500人を超えてきました。
そんな世界中が先行きが見えない不安に苛まれているこの状況です。
さて、昨年の11月ごろ爱奇艺で、中国ドラマで面白いものはないかと探していた所、コロナウイルスのドキュメンタリードラマ「在一起」というものを見つけました。
今回はこのドラマについて、少し感想を語りたいと思います。
様々な視点から描く群像劇
このドラマは基本的に二話完結形式となっています。
ストーリーに直接的な繋がりはなく、どこから見ても大丈夫になっています。
このドラマの大きな特徴は様々な業種や立場の人々に焦点を当てていて、コロナ発生前後で中国国内がどのような動きをしていたのか、人々はどのような苦しみを体験したのかを克明に描いています。
ざっくり紹介するとこんな感じです。
- 医療関係者
- 配達員
- 軍人(火神山医院の建設)
- 感染者の捜索
- マスクの生産
- 封鎖された区画内の生活
もちろんそこには、中国側の思惑も当然見え隠れしているので(多分このドラマは中国政府主導で制作されている)、全てが全て事実ではないかと思いますが、概要を知るには十分な内容です。
豪華絢爛な俳優陣
このドラマのもう一つの特徴が、作品を彩る俳優陣です。
これがまあ中国ドラマ界のオールスターです。
中国ドラマを見ている人なら、絶対に見たことのある人たちが総出演です。
私が今まで観たドラマからもたくさんの俳優陣が出演です。
一部ですが紹介します。
『我的前半生』以来、大好きになった俳優である靳东も出演。
今回は医者の役で出ていました。ここでもできるリーダーっぷりを発揮。
この人はできる男を演じることが多いですね。
『我的前半生』からもう一人、雷佳音も出演です。
今回は味のある美团外卖の配達員として登場です。
人情味あふれる役でちょっと印象が変わりましたね。
『小欢喜』からは海清が出演。
医療従事者たちを助けるマスクを作るために奔走する女社長の役です。
息子思いのお母さん役とはまた違った、強い女性の役は新鮮でした。
他にもここでは紹介しきれないくらいの豪華な面子ですので、ぜひご覧下さい。
コロナに負けるな
病気を隠蔽したことや、中国政府の対応など、都合の悪い部分はカットされていますが、それでも火神山医院など、当時はあまり知らなかったことを詳しく知れたのは良かったです。
2021年に入ってもコロナは無くならないでしょうね。
新しい生活様式なんかはクソだと思いますが、世の中が大きく変わってきているのも事実です。
このドラマを見て、コロナをよく知り、新しい時代をしっかりと生き抜いていきましょう。
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