蜜蝋で生まれ変わる作品

 

 

久々の更新です。
仕事が忙しくてなかなか書けませんでした。
全くコロナの状況どうにかならんかな。

さて、今回はDIYはDIYでも塗装についてです。




塗装は作品の仕上がりを大きく左右

今まで数多くの作品を作ってきましたが、最近は作品の仕上げに塗装することも少なくありません。
無塗装も好きなんですが、やっぱり最後にガラッと雰囲気が変わるのがいいですね。
(もちろん全てがうまくいくとは限らない…)

塗装と一言にいってもたくさんの種類があります。
私はその辺りの専門家ではないので、詳しい事はよくわかりませんし、その辺はググったらもっとわかりやすい説明をしているサイトもあるはずです。
なので今回はこの辺りは割愛。

 

さて、自分が今まで作ってきた作品の中で、チャレンジしたことがある塗装方法は実はたった2種類しかありません。それが以下の二つです。

・水性ペンキ
・オイルステイン塗装

水性ペンキでの塗装

よく使う方法で、最も簡単に印象を変えることのできる方法です。
自分はこの方法で結構派手な色に作品を塗ることが多いです。
前回作った小屋以外にも、初めて作ったすのこの棚もこの方法で塗装しました。

 

簡単に印象が変わるのはいいんですが、あまりにも変わりすぎるのと、木材の味である木目が消えてしまうことがあるので、最近ではあまりやらなくなってきました。
前回の小屋の色は少しだけ後悔しています…。

 

オイル塗装

そしてその後に手を出したのが、オイル塗装です。
使ったオイルはDiyer御用達のこれです。

オイル塗装はペンキ塗装以上に木材の下処理に気を使うんですが、仕上がりは木目もしっかりと残ったあじのあるものになります。
個人的には独特の匂いも結構好きです。
ただ、水が落ちると跡が残ったり、熱に弱かったりなど、なかなかデメリットも多いです。

 

自然塗料での塗装

そして今回チャレンジしたのが、自然塗料である蜜蝋での塗装です。

 

蜜蝋(ミツロウ)は、ミツバチが六角形の巣を作る材料として、働き蜂の腹部にある分泌腺から分泌するロウのことです。ミツバチの巣から得られたものを溶かして固め、ブロック状にしたもので、別名ビーズワックス(Beeswax)とも呼ばれます。羽化後、12~14日を過ぎた働き蜂は、はちみつや花粉を食べながら、お腹にある蝋鏡(ろうきょう)という器官から、ミツロウを分泌し、巣を作るのです。 主成分はワックスエステル(パルミチン酸ミリシルなど)で保湿効果に優れており、人の皮脂中にも存在するため、肌になじみやすいです。蜜蝋(ミツロウ)の色は淡黄色、濃黄色、黄橙色、茶色など様々で、ミツバチの巣によって異なります。 蜜蝋(ミツロウ)は主に、床ワックス、革製品のメンテナンス、ろうそく、クレヨンの材料として使われています。

                  秋田屋ホームページより

こんな感じで、人体にも優しい天然成分にもなっています。
人体にもい優しいんだから、木にもきっといい感じで馴染んでくれるはずと思い、早速購入しました。

 

 

作品が元の艶以上に

蜜蝋自体は色がついているわけではなく、木材を保護するためのものです。
このクリームをついていたスポンジに染み込ませ、作品に入念に塗り込んでいきます。
少しべたべたしますが、匂いはいい感じです。

 

今回はかなり前に作った簡易作業台(現在はいろいろな物置になっている)に試しに使用してみました。
肝心の塗る前の写真を撮り忘れてしまったのですが、塗った後はこんな感じになりました。

塗り込みすぎたせいか、乾くまでかなりの時間を要しました。
しかし、5年経ち結構全体的にくたびれてきていたのですが、蜜蝋を塗ったことで新品、いやそれ以上の質感に変わりました。

 

木材に薄い膜を張ってくれるので、激しい水場には向きませんが、テーブル程度のものなら水を弾いてくれるのではないでしょうか。
ワトコオイルで塗って、蜜蝋で仕上げると言う使い方もありだと思います。

 

木にほっこりとした温かみが生まれる、この塗装いいですね!

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