いよいよ泰山マラソンです。
今回の旅行は、何も泰山に登りにきたわけではありません。
大連マラソン以来のマラソンです。
今回はどのようなマラソンだったのか、しっかりと振り返っていこうと思います。
マラソン前日
まずはゼッケンを受け取りに、スタート地点の泰安国際会館へ。
なかなか立派な建物です。
しかし、周りは結構閑散としています。大連とは少し違いますね。
大連は抽選だったので、それなりに人が多かったんですが、今回はすんなりエントリーできたしな。
そして、これがスタート地点です。
これを見ると、やっぱりやる気が出るね。
気持ちが高まったところで、いよいよ会場内へ入りました。
大連マラソンはこの会場内が残念な感じでしたが、今回はどんな感じなんでしょうか。
会場内は外に比べてかなりの熱狂的な雰囲気です。
すでに多くの人が会場入りしていて、久しぶりに「マラソンに来た」という気持ちになりました。
物販もかなり充実していました。
今回はMIZUNOがメインのスポンサーのため、MIZUNOのブースもありました。
けっこう魅力的な商品もあったのですが、先日バイオギアのタイツを買ったばかりだったので、今回は何も買わずです。
そして、ゼッケンを受け取り、Tシャツも受け取りました。
Tシャツは紫色でなかなかかっこいいデザインでした。さすがはMIZUNOです。
この後、すぐに会場を後にして、泰山登山に向かいました(笑)
いよいよ当日に
ひんやりとしたスタート
この日の朝の泰安はかなり冷えました。
なんと2度という真冬並みの気温でした。
しかも、ホテルからスタート地点までは約3キロの道のり。
これはいきなり試練だなと思い、とぼとぼと歩きました。
しかし、歩いていると、いきなり車を横付けされ「乗ってくか〜!?」と声をかけられました。
最初は少し疑ったのですが、もう一人乗っていて、「実はこの人もさっき拾ったんだよ」と行っていたので、乗せてもらうことにしました。
なんでも、泰安市に住んでいる人らしく、せっかく外地からきてくれた人たちを助けたいとのことでした。
自分は日本人だと話すと、さらに親しく話してくれました。
中国の人たちのこういうところは本当に好きですし、今まで何度も救われましたね。
会場の目の前でおろしてもらい、非常にいい気持ちで会場入りすることができました。
スタート1時間前と、時間も最高でしたね。
会場入りは相変わらず厳重です。
ゼッケンだけではなく、顔認証でのチェックもあります。
この辺りも流石に中国という感じですね。
会場の熱気とは裏腹に、気温はまだまだ寒い。
しかし、この日はこれから気温が上がってくるという予報だったので、インナーの長袖を脱ぎ、半袖でスタート地点に向かいました。
スタート20分前、前日の閑散とした雰囲気は何処へやら。
物凄い熱気のスタート地点です。もうこのころはアドレナリンが出て、寒さなんかどこかへ行っちゃいました。
さぁ、いよいよ泰山国際マラソンスタートです。
順調なスタートかと思いきや・・・
スター渋滞もそれほどなかったので、すぐに大通りに出ることができました。
走り始めて、泰山登山の影響か、少し足に重さを感じましたが、大きな影響はなさそうでした。
しかし、スタートしてすぐに思わぬトラブル発生。
寒空の下ずっといたので、急に尿意を催してきました。スタート前にも行ったんですけどね。
仕方なく簡易トイレに行こうとしたんですが、かなりの渋滞。
ここでなんと5分ロスしてしまいました。トホホ。
その後は、順調なペースで走り続けました。
今回のコースはかなりアップダウンが激しいコースです。
できるだけペースを乱さないように気をつけながら行きました。
観客の声援が欲しい
泰山マラソンは、このような車が走るような大通りを走ります。
普段のマラソンならここにたくさんの人がいて、応援をくれるのですが、なかなかアクセスしくにくいという理由もあるのでしょうが、沿道にお客さんが少なかったです。
沿道の声援を受けて力に変えているので、これは少し寂しかったですね。
どこへ行っても人は少ないです。警備員が立っているだけです。
ただ、嬉しかったのは、警備員全員が温かい声援をあげてくれたことでした。
日本だったら「ちゃんと仕事しろよ!」とか言われそうですが、中国のゆるさと暖かさを感じますね。そんな声援を背に一歩一歩進めました。
エイドはというと・・・
エイドは3キロ毎ぐらいにありました。
これぐらい頻繁に出てくれると、後半のしんどい時はありがたいですね。
エイドに出てくるのは、主に水とスポーツ飲料です。
このように綺麗な女性たちが渡してくれるので、少しテンションが上がります(笑)
ただ、軽食がマラソン後半まで一切出てこなかったので、それをあてに走っていた人には少し辛かったと思います。
軽食は、バナナとパッサパサの地元のお菓子でした。
あれを食べたら間違いなく、レースに支障きたすで。
雄大な自然をバックに
マラソン後半は常に泰山を横目に走ることになりました。
雄大な自然の中を走っているだけで、気持ちは高揚していきます。
しかし、その分アップダウンも激しいです。
最後の最後までおいこまれました。
そして、いよいよラスト2キロに。ラストは約1キロの登り坂でした。
最後まで妥協なきえげつないコースです。
感動のゴール
最後まで爆走を続けようやくゴールです。
タイムはギリギリの4時間台と言ったところです。
とりあえず大連の屈辱は返せたというところです。
特色あるいいマラソンでした
世界遺産をバックに走るマラソンはなかなかのものでした。
しかし、前日の登山は、やはり体に大きなダメージを残す結果となってしまいました。
やっぱりマラソンは万全の状態で参加しないといけませんね(笑)
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