中国の本気度〜QRコードでの入店〜

毎日毎日、中国国内の状況は変化していっています。
現在は仕事も満足にできないため、日本と連絡をとりつつ今できることを精一杯やっている感じです。
でも、在宅勤務でできることって限界があるんやけどね。
全くもって退屈な日々です。逆にいうと自分の中で仕事の占めるウェイトが結構大きかったんやなと再認識させららました。
あぁ、仕事万歳の人間にはなりたくなかったんやけどな。
ちなみに上の写真は在宅勤務中のものではありませんので悪しからず。
こんな日々なので、飲まないとやってられなせんよ!

 




謎の制度始まる

さて、昨日目覚めてスマホを見てみると、職場の中国人スタッフから一通のメールが来ていました。
内容は以下の通りです。

疫病コントロール期間中に人員・車両が公共の場所に入る必ずQRコードをスキャンする事。全力で新型コロナウイルス肺炎疫病予防の仕事をするために、全市の公共の場所で迅速にwechatでQRコードをスキャンする通告を行います。

  1. 本通告中wechatでQRコードをスキャンする活動の範囲は市地域内機関企事業単位、空港(空港の待合室含まれ)、鉄道、朝市場、スーパーマーケット、デパート、学校、銀行、地下鉄、タクシー、ネット予約車などの人員が混んでる所です。
  2. 市内公共場所、空港、鉄道、スーパーマーケットなどの各部門が出入り口に目立つところにQRコードを貼ります。係員の指示に従って、QRコードをスキャンします。公共場所に入るとQRコードをスキャンする事を協力しなければなりません。初めてQRコードをご利用する方は携帯電話メッセージの検証コードが必要です。収集した検証コードは疫病予防のためにしか使えません。
  3. 協力しない方には立ち入りを拒否します。公共秩序をみだし、重大な結果をもたらした場合、法律責任を追及します。
  4. 各区、各相関部門は組織の指導を強化し、厳格に実行しなければならない。
  5. 本通告は2020年2月17日から実行します。QRコードをスキャンする事の停止時間は新型コロナウイルス肺炎疫病予防管理部が疫病予防の情況によって研究した後に、改めて通告いたします。

なんとWeChatを利用した、大規模の市民の移動状況の管理が始まったのです。
ついにここまで来たかという感じですね。

市内の至る所にQRコードが

やると決まれば、下に降りるのも物凄い早いのが中国の特徴です。
その日の朝には、市内の公共交通機関、店、公園、はたまたうちの住居の前にまで、QRコードが既に貼られていました。

このような感じです。
その施設内に入る時は、スマホのリーダーでこれを読み込めば、入店が許可されます。
逆に入店を拒否されることってあるのか気になるところですが。

 

このシステムを利用するには、WeChat上で情報を登録しないといけません。
これでもう個人情報をガッツリと押さえられます。
まぁ、すでにガッツリ押さえられているんでいいんですけどね。

 

このシステムは一人登録しておけば、あとは家族全員が使うことができます。
逆に言えば、子供から老人までの全ての人がこれを掲示しないとその施設に入ることができないということです。

それに加えて、従来通りの検温は当たり前に行っています。
いや〜、思った以上に厳しくなってきましたね。

ある意味本気なのかも

こう言った中国の規制を見ていると、中国はこのウィルスを本気で抑え込みに来ているなという気がします。
もちろん、手段や手法に過激な部分はありますが、本気度は断然違います。

それに比べると、確かに日本の対応は若干甘い気がします。
果たして本当に抑え込む気があるんでしょうか。
中国をのぞけば、感染者数は世界一位の座にいるわけですから、なんとしてもここで食い止めて欲しいと思います。
しかし、今の首相とその周りの布陣を見ると厳しいな…。

とにかく平穏を

この一ヶ月、中国で生活していると本当に様々なことがわずらわしいです。
ただ、中国は本来おおらかな素晴らしい国だと思っています。
早く、この状況が落ち着いて、いつも通りの中国に戻ることを切に願います。

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