ほぼ軟禁生活3週目終了

コロナウイルスが中国全土で猛威をふるい始めてから、もう三週間が経とうとしています。
もちろん状況は悪化の一途を辿っています。
今週はいきなり、新たな発症者がいきまり1万5000人も増えたり、死者も150人増えたりとまさにカオスのような状態が続いています。
厳しい市政府からのお達しも毎日のようにやってきて、本当に軟禁状態のような生活が続いています。
まぁ、本当に軟禁されているわけじゃないのですが、万が一感染してしまったらどこかに連れて行かれてしまうので…。
そっちの方が心配よりもよっぽど心配です。




厳戒態勢の空港へ

さて、今週は同僚の家族がいよいよ緊急帰国するということもあり、久々に空港に行ってみました。
以前の投稿でも紹介しましたが、今中国の街厳しい規制のためほとんどゴーストタウン状態です。

そして、その中で最も厳しい規制をしているのが空港です。
外部からの侵入はもちろんのこと、中国国内からの出発も厳しく管理しています。

地下鉄に入るのもそれなりに厳重でしたが、空港はその比ではありません。
中に入るまでにも二重三重のチェックが入ります。
そして、万が一ここで発熱でもしようものなら、入れてもらえないどころか、どこかに連れて行かれるという恐怖の場所です。

そして、空港内の様子はこんな感じです。
全くと言っていいほど人がいません。ここは国際線ですが、普段人でごった返している国内線ですら同じような状況です。
それもそのはず、今中国の国内線、国際線ともにほとんど運休か、大幅な減便が行われています。
なんとこの日に飛んでいた便は、日本に行く2便だけです。
普段は100便以上飛んでいるのに、この有様です。

カウンターに入るのも大変

空港内に入るのも大変ですが、チェックインカウンターに行くのはさらに大変です。
以前はそんなことはなかったのですが、この状況下なので、検疫カードを書かないとカウンターに通してもらえません。


ここでもし熱が37.3度以上あると入れないし、もちろんどこかへ(以下略)
さらにサーモグラフィーでのチェック、厳重な荷物検査と、ミッションインポッシブル並みの検査を潜り抜けてようやくチェックインカウンターに。

案の定こっちも全然人がいません。
はっきり言って職員の方が多いんじゃないかというくらいです。
チェックインは一瞬で終了でした。
時間があったので、航空会社の職員の方とお話をしていると、なんとこの日の客は10人ちょっとだそうです。そして次の日はなんと一桁。
「赤字垂れ流しですよ」と苦笑いしながらおっしゃっていました。
いやもう本当に頭が下がりますわ。

いつもはディズニーランド並みの行列のイミグレも1分で通過。
同僚家族は無事中国を去って行きました。
日本に行っても苦難が待っとるやろうけど、負けずに頑張ってほしい。

マジで帰れないかも

帰りながら航空会社の方の話を少し思い返していました。
どう考えてもこんな状況の中、いつまでもボランティア的に飛行機を飛ばすわけがないと。
向こうも営利企業なんやから、止めるときは止めるやろうと。
最近では、中国よりも日本の方が感染やばいんじゃないかとも思っています。
そんな状況の中、今世論は明らかに中国締め出しの方向やしな。

 

もしこのまま全ての便が運休になったとしたら…。
マジで帰れなくなってしまうぞ。
もう、その時は笑って中国生活延長するしかないな。

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