中国地方旅行〜行ってきました水木しげるロード〜

中国地方旅行の、初日の二ヶ所目の場所は水木しげるロードです。
鳥取県といえば、日本を代表するかの大妖怪(失礼)である水木しげる大先生の故郷です。
そして、ここ境港には、街をあげて水木しげるの功績を讃えた場所があります。
それが水木しげるロードです。

前々から一度入ってみたいと思っていたので、今回ついに訪問が実現しました。
さて、一体どんな場所だったのかを紹介したいと思います。




一歩入ればそこは水木しげるの世界

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境港駅から続く商店街の通りが、全て水木しげるロードとなっています。
地図を見ると、それほど広大な範囲というわけではありませんが、妖怪に関する店があちらこちらに続いているようです。

こんな感じのどこかホッとするような昔の街並みが続きます。
昭和の時代にタイムスリップしたかのような錯覚に陥りますね。
台風上陸前夜ということもあり、人気はまばらです。それが余計に雰囲気を盛り立ててくれます。
ここ歩いていると、鬼太郎のカランコロンという下駄の音が聞こえてきそうな気もします。

くつろぐ妖怪たち。和みますね。

こういうセンスのある注意の仕方大好きです。

テンションが上がる鬼太郎グッズの数々

なんてことを考えていたら、やっぱり売っていました。
鬼太郎の代名詞である下駄です。しかもあのちゃんちゃんこの模様が印刷されています。
これはテンションが上がりますね。
もちろんちゃんちゃんこも単品で売っていました。

それにしても、鬼太郎グッズが充実し過ぎている。
Tシャツ、コップ、ノート、お守りなどなどキリがない。
しかもそれが全部いいところついてきていて、買いたくなるんです。
全部買ってたらいくらなんでもお金がすぐなくなる。
でも、折角なんで何か買っていこうと思い、たくさんの妖怪が印字されていた湯呑みと、目玉のオヤジのデニムトートバックを買いました。

 

たくさんの妖怪の像

さて、この水木しげるロードの大きな目玉が177体の妖怪ブロンズ像です。
街の至る所に、有名無名問わずさまざまな妖怪や悪魔たちの像があり、それを探すのも一つの楽しみとなっています。
※それぞれの像の説明は公式HPから引用させてもらってます。

水木しげる先生と鬼太郎の像です。
全てはここから始まったと言っても過言ではありませんね。
二人ともいい表情しています。

ちなみにこれは、隠岐諸島の方向を眺めていて、台座の「妖怪トンネル」を抜けて隠岐ヘ行こうと、水木しげると鬼太郎親子が誘っている場面だそうです。
隠岐は水木しげるのルーツであり、妖怪の伝説も数多く残っているそうです。

誰これ?妖怪??
水木しげる版の貞子か??
ちなみにこの少年は、漫画「テレビくん」の主人公だそうです。
「テレビくん」はテレビの中に自由に出入りできる不思議な少年、山田君のニックネーム。
テレビ画面に入り、コマーシャルに出てくるアイスクリームなどを食べたりする。
この力を使い、めぐまれない子供たちを励ましながら全国をまわっているそうです。

出ました、豆腐小僧です。
個人的には水木しげるというよりも、京極夏彦先生の作品というイメージです(笑)

豆腐小僧とは、雨がしとしと降っているとき、竹藪に大きな笠をかぶって豆腐を持ってくる妖怪。
うっかり食べてしまうと、体にかびが生えてしまうから要注意である。

鬼太郎と目玉のオヤジです。
鬼太郎のブロンズ像はたくさん種類がありました。

鬼太郎は説明不要かと思いますが、水木しげるの漫画「ゲゲゲの鬼太郎」の主人公。
幽霊族最後の生き残りの鬼太郎は、仲間の妖怪達と一緒に、人間社会に悪さをする妖怪と戦います。

味のある顔しとるな〜。しかし、
この妖怪は件(くだん)といって、なかなか重要な妖怪。
牛の腹から生まれ、生まれるとすぐに何かを予言し、すぐに死んでしまうという。予言はかならずその通りになるという。

かっこよさならナンバーワンの八岐大蛇。
折角撮ったのに写真ボケとるやん…。

「八岐大蛇」は、「古事記」「日本書紀」に登場する大蛇である。
八つの頭、八つの尾を持ち、ほおずきのように赤く大きな目をし、体は苔むして杉や檜まで生えており、腹はつねに血が流れてただれ、 八つの谷、八つの尾根に渡るほど巨大であったそうです。

ダルマ達です。
こういうどこにでもいそうなやつなのに、妖怪にするのがいいですね。
戦うときは、おなかから小さな子だるまを出して攻撃します。
この子だるまは、実はだるまの内臓で、心臓の子だ るまを攻撃されると、子だるま全部が弱ってしまうそうです。
なんちゅう恐ろしい設定。

 

177体全ては見れなかったのですが、それぞれ説明も詳しく書かれていて、この像探しだけでもかなりの時間楽しめそうです。
ちなみに、この水木しげるロードではスタンプラリーも行われていて、全33ヶ所というなかなかやりごたえのあるものが楽しめます。
専用の本を買わなければなりませんが、その本にブロンズ像の妖怪の説明も全て載っているので、スタンプラリーをしなくても買いです。

 

水木しげる先生の魂を感じる

最後に立ち寄ったのが妖怪神社です。
神社といっても御神体があるだけの簡素なものです。
しかし、この御神体は水木しげる先生自らが入魂されたもので、まさに妖怪のパワーの源と言ったところです。
さすがは妖怪の郷だけあって、妖気漂う場所でしたが、恐ろしい妖気ではなく、どこか暖かさを感じるものでしたね。

でっかい目玉のおやじも鎮座していました。
いや、水に浸かってるだけか。
その目は何を見つめているんでしょうか。妖怪の未来か、はたまた人間社会の愚かさかな。

水木しげるの世界に浸ろう

日本を代表する稀代の漫画家水木しげる先生。
近年は朝ドラの『ゲゲゲの女房』でその激動の生涯が紹介されたことが記憶に新しいです。
ゲゲゲの鬼太郎から入ってもよし、ゲゲゲの女房から入ってもよし。
少しでも妖怪や水木しげる先生に興味がある人は、ぜひ行くべき場所ですよ。

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