これぞ内モンゴルの大草原~内モンゴル旅行2日目~

昨日はフフホト市内をぶらぶらして終わりましたが、この日はいよいよこの旅行のメインである、大草原を目指していきます。




現地ツアーで草原を目指す

今回大草原を目指すに当たって、いろんな情報を調べました。
ネット上の情報だけではなく、フフホトに旅行に行った知人の話も聞きました。
その結果、個人で行くには少々ハードルが高いとのことだったので、現地ツアーに参加することにしました。
しかも、初めての宿泊付きのツアーです。宿はなんと、あのモンゴルの伝統的な住居ゲルに泊まれるとのことでした。
そのため、ツアー全体の内容も割と余裕を持った時間になっていたので、このツアーに参加することにしました。

 

草原を目指してエッサコラ。

朝7時半に、集合場所に行ってバスに乗車しました。
しかし、時間になってもなかなか発車しません。
どうしたことかと様子を見守っていると、なんと席が3席も足りないらしいです。
ガイドが調べていくと、なんと別の客が3人間違って乗車していたみたいです。
この影響で、出発が約1時間も遅れてしまいました。
全く先が思いやられます。

 

バスでの長旅

移動はずっとバスです。目指す草原までは、片道約3時間以上です。
途中トイレ休憩がありましたが、このトイレが久しぶりのニーハオトイレでした。
中国の奥地へ行くといまだにこの形式なので、全く疲れますね。

その後、バスに揺られながら行くと、ようやく風景が変わってきました。

あたり一面の菜の花やひまわりの花が広がり、とても風光明媚なところになってきました。
見ているだけで癒される景色ですね。
ただ、見た感じでは、入場するのにお金を取っていたようですが…。
このあたりはさすが中国ですね。

ようやく草原に到着

約3時間のバス旅を経て、ようやく目的地の草原に到着しました。
確かに周りにはゲルがたくさんあり、草原といえば草原なのですが、何かイメージしていたもの違います。

なんかこのゲルも、宿泊用に作られてるだけな気がして、本場の雰囲気をあんまり感じへん。
ゲルって、大草原の中にポツンとあるイメージなんやけどな。
なんか想像していたスーホの白い馬の世界とは違うぞ。
でも、今晩はこの中に宿泊するようです。大丈夫かな。

馬に乗って草原を駆ける

ここでもニーハオトイレを済ませた後は、このツアーのメインの活動の一つ、乗馬に挑戦です。

子供が乗るようなこういう馬車もあるのですが、これでは乗馬とは言いませんよね。
スーホのような世界を味わいたいのが一番の目的なので、本当の乗馬にチャレンジです。

乗るのはこの馬達です。
本物の馬を見たことは何度もありますが、乗るのは初めてです。
我々は素人なので、乗る際はヘルメットを着用し乗馬します。
白馬が良かったのですが、茶色い馬で出発です(笑)

 

乗馬しんどい

馬のスピードはそれほど速くなく、乗っている分には苦痛は感じませんでした。
ただ、時間が経つにつれて、お尻が痛くなってきます。
特に馬がスピードを上げ出すと、その衝撃がお尻にダイレクトにやってきます。

途中こういう坂を登ったり下ったりするんですが、下り坂の衝撃は結構なものでした。
それにしても、天気が曇っているせいか、全然景色が良くないです。
なんかただ草っ原をゆっくり散歩しているだけのような感じです。

 

その後、早馬にもチャレンジしました。
ガイドの人が手綱を引いてくれたのですが、かなりのスピードで焦りました。
お尻の痛みよりも、振り落とされないことに必死になりながら、捕まっていました。
ちなみに早馬は別料金でしっかりと100元取られました。

 

本当の大草原へ

乗馬後、少し疲れもで始めた頃に昼食タイム。
中国の人たちと卓を囲みます。私はこの時間が結構好きです。

簡素な料理でしたが、疲れた体には染み渡ります。
中国の人たちとの会話も楽しみながら、ゆったりと過ごしました。

その後は、次の目的地へ。
なにやら、内モンゴル伝統の劇を見るそうなのですが、料金があまりにも高かったので、草原への入場料だけ支払い中へ入りました。
そこでついにきました!

スーホの白い馬の世界へ

目の前に広がるのは憧れていた、広い広い大草原です。

どこまでも広がる緑のカーペット。そして、広がる空。このコントラスト。
馬こそ走っていませんでしたが、ここはまさにずっと見たかったスーホの世界です。
天気も徐々に良くなっていき、見晴らしも抜群でした。

若干観光地化されてはいましたが、乗馬場所のものとは違う、本当の草原がそこにはありました。

遊牧民族の暮らしも垣間見えた

草原内には、このようなタルチョーもたくさんありました。
宗教的な意味なのか、それとも観光的な意味なのかは良くわかりませんでしたが、草原の景色に合いますね。

こちらはメインの祭壇です。
チベット仏教の象徴のマニ車もたくさんあり、多くの人が草原を眺めながら参拝していました。

眼下に広がる草原はまるで海のようですね。
いつまで眺めていても飽きない景色です。

 

草原内にはもちろんゲルもありました。
中は撮影禁止だったので撮れませんでしたが、当時の暮らしを再現していて、建物の工夫や、その苦労話などを聞くことができました。
遊牧民達はこれを約1時間半で組み立てたり、撤収したりできるようです。

 

そんな感じで、草原内を歩く回っているうちに、あっという間に時間が過ぎていきました。
まさに時間を忘れてその世界に浸りきっていました。
スーホの世界に行きたいという夢がようやく叶いました。

 

ゲルに宿泊だけど…

興奮冷めやらぬ中、今晩の宿へ向かいました。
ゲルに宿泊できるということで、ワクワクしながら行きました。
先ほど見学したゲルは、思った以上に快適そうな作りをしていたので、期待も高まりました。
ですが、我々が泊まったゲルは想像以上でした。

ただ、ベットが置いてあるだけのものでした。
外側だけはゲルですが、中は簡素なものでした。
水道はついているのですが、水は出ず。
トイレも申し訳ない程度についている程度です。
しかも、冷たい風が隙間風として入ってきて、めっちゃ底冷えしました。

 

まぁ、ゲルに快適性を求めるのが間違っているのかもしれませんが、泊まるには少々厳しい環境でした。久しぶりにこんな環境劣悪な宿に泊まりまりました。

雨のため、綺麗な星空も見えず、夜は隙間風に凍えながら寝ました。

内モンゴルの気候について

内モンゴルは夏が旅行のベストシーズンですが、寒暖差がかなりあります。
自分は半袖とジーパンで行ったのですが、半袖では耐えられないぐらいの寒さでした。
時間と天候によっては10度近くにもなり、それに加え猛烈な風が吹くので、体感気温はさらに下がります。
夏でも長袖長ズボンは必須です。

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