スーホの白い馬の世界へ〜内モンゴル旅行1日目〜

この夏ずっと行きたかった場所についに行くことができます。
それは、中国にある内モンゴルという場所です。
中国に来たら「スーホの白い馬の世界に行ってやろう」とずっと願っていました。
スーホの白い馬は、日本の学校に通ったことがあるなら、絶対に知ってますよね?
あの悲しい物語です。
モンゴルといえば、大草原、遊牧、騎馬、そしてゲルが有名です。
しかし、今回行ったのは、モンゴルではなく、内モンゴルです。




内モンゴルってなんだ!?

内モンゴルと聞いて、ピンとくる人はなかなかいないと思います。
内モンゴルとモンゴルは大きく違います。
モンゴルは、一つの国して独立していますが、内モンゴルは中国国内にあります。
中国には、数多くの少数民族がおり、新疆ウイグル自治区、チベット自治区など、それぞれの民族に自治権を与えている地域があります。
なので、内モンゴルもそういった自治区の一つです。

なので、スーホの白い馬の舞台化というと、それは半分は嘘ですね(笑)
ですが、本当のモンゴルと同じように、大草原があり、スーホの白い馬の世界は堪能できます。
今回はそんな、内モンゴルの良さをたくさん伝えて行きたいと思います。

 

 

内モンゴルの呼和浩特へ

この日は飛行機で、内モンゴル最大の中心都市、呼和浩特(フフホト)へやってきました。
大草原の中にあるわけではなく、いたって普通の街中にある空港一つです。

空港の中も、これといって珍しいものはありませんでした。

ですが、空港や街中の表示にモンゴル語(?)が表記されています。
なんか別世界にやってきたぞという感覚になってきますね。
まるでアラビア文字みたいで全く読めません。

草原は??

呼和浩特に降り立ってまず感じたのは、「草原は?馬は??」ということです。
呼和浩特市内は思ったよりも発展していて、他の中国の都市と比べてもそれほど見劣りしません。(まぁ、もちろんまだまだなところもありますが)
そのため、草原なんか一切見当たりません。

「せっかく来たのに」と思うかもしれませんが、郊外に行けばちゃんとあります。
そこはツアーで行くので、その時までの楽しみにとっておきます。

大召寺でチベットの仏教の世界

この日は、草原に行かないので、とりあえず市内の観光です。
市内のメインの観光スポットである、大召寺に行ってきました。

入ってすぐに、迫力ある像がお出迎えをしてくれました。
いかにもモンゴルという感じですね。モンゴル帝国時代を意識しているのかな。

チケットを購入して、早速大召寺の境内へ行きました。

境内はそれほども人もおらず、ゆったりと回ることができました。
お線香らしきものも購入し、しっかりお参りもしてきました。
チベット仏教の作法なんて一ミリも分からなので、周りの人の見よう見まねでした。

門をくぐっていくと、あまり見ない色使いの神様たちがお出迎え。

青いのはちょっと迫力があるな。というよりも少し怖いかも。

なにやら独特の文字が。それとも紋様か。
きっとなにか意味があるんやろうけど、なんかデザインがちょっとかわいいな。

さらに奥へ進むと、さまざまな仏像を祀っている建物に。
ここからは、写真は一切取れなかったです。
流石の中国の人も撮っていなかったです。
でも、その気持ちはよくわかります。神様の前かと思うと、悪さできんよね。

圧倒的な本殿

一番奥に行くと、本殿があります。
中に入ると、たくさんのマニ車があり、それを回しながら奥へと進みました。
一番奥には、このお寺の本仏ともいうべき仏像が厳かに鎮座してありました。
迫力以上に、何か心の底を見透かされるような気持ちになりました。
前にシャングリラに行ったときもそうだったんですが、こういう特別な宗教施設に来ると、未知なるパワーに圧倒される気がしますね。

ぶらり塞上老街へ

大召寺を後にしたあとは、近くにある塞上老街へ行ってきました。
昔の様子を再現した通りになっていますが、観光用に整備した感じがありますね。

色々な呼和浩特の名産品が売っていました。
一番多かったのは、狼の牙のキーホルダーでした。
触ってみたけど、思ったよりすべすべしていました。

個人的には遊牧民が持っている、水筒を買ってみたかったんやけど、冷静に考えて必要ないなという決断に至りました(笑)

あいにくこの日は、天気があまりよくなく、せっかくの歩行者天国のこのストリートも全然満喫できませんでした。
まぁ、天気ばっかりは仕方ありませんね。
大召寺からとぼとぼとホテルへ帰りました。

内モンゴル=羊肉!

ホテルに帰ってくると、もう晩御飯の時間だったので、近くの徳順源というところに行ってきました。
ここでは、地元のモンゴル料理が食べられます。

モンゴルといえば、何と言っても羊です。
中国は羊の美味しい国の一つですが、その中国の中で、トップクラスに羊料理が美味しいのが、ここ内モンゴルです。
羊好きとしては、絶対に外せませんよね。

まずは羊以外を

まず前菜として、野菜のチヂミのようなものを食べました。
なにもつけないとあまり味がしなかったので、醤油をつけて食べると美味しかったです。

そして、虫を焼いたやつ。
これはかなりキワモノですが、せっかくなので注文しました。
味は、最初エビみたいな感触なのですが、噛めば噛むほど野生味あふれる味になってきました。正直いってお勧めしません

安定の羊肉

ここからは羊肉の料理です。
まずは安定の羊の串です。苦手な人はダメなんでしょうが、この癖のある香りはたまりませんね。
肉も弾力がありめっちゃ美味しいです。

そして、こちらがこの店の名物の、羊肉のシュウマイです。
羊の味や香りがこの中に凝縮されていて、食べれば大草原が見えてきます。
味もいいですが、何よりも食べ応えがあります。

そして、こちらが羊のソーセージです。
これは今回初めて食べました。
白いものと黒いものがありましたが、黒いもおはおそらくレバーのソーセージです。
ものすごいクセのある味でした。
白い方は美味しかったのですが、脂っこくて何個もいけるものではありません。
でも、これ毎日食い続けたら確かにパワーつきそう。

草原に行く前にしっかり堪能

今回はまず市内中心の観光でした。
草原ツアーがメインの観光資源の呼和浩特ですが、市内も見所が多そうでした。
中国国内の文化とは、また少し違ったところも面白いですね。

さぁ、いよいよ次は草原です。
スーホの白い馬に会いに行くぞー!!

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