MIZUNOバイオギア900を使用してみて

以前買ったMIZUNOのバイオギア900。
あれからランニングの度に、ヘビーに利用させてもらっています。
2回のマラソンもこれを履いて参戦したので、そろそろ再レビューをしていきたいと思います。

これが本当のコンプレッションウェアか!
陸上界の雄、MIZUNOのコンプレッションウェアです。 短距離だった現役時代にも愛用していたバイオギアです。 しかし、当時のものとは全く違うコンセプトで作られていて、今では疲労軽減のサポートタイツです。

 




いいところは変わらず良い

以前、履き始めたばかりの頃は、以下のようなレビューをさせてもらいました。

・スタートから力が発揮しやすい。
・足が自然と前に出る感覚になる。
・10kmを超えても疲れが出にくい。
この良さは、いまだに変わりません。
というよりも、むしろどんどんこの恩恵が強くなってきています。
特に3つ目の疲れの部分に関しては、大きな効果が出ています。
もともと脚力には自信のある方なのですが、どうしてもフル近くの距離を走ると次の日に影響が出てしまいます。
それが、このタイツを履いて参加したマラソンの次の日は、痛みはそこまで残っていませんでした。
特に上海マラソンは、タイムもセカンドベストとそこそこ良かったので、手を抜いたから痛みが残らなかったと言うわけではないと思います。
さて、ここからが本題です。
前回のレビューでは、履き始めてすぐだったので、よくわからなかった部分も多かったです。
それが以下の3つの部分です。

・タイツに走らされている感覚なっている気がする。
・フルマラソンなどの超長距離になると、この締め付けの影響がどうなるのか
・トップスピードでの使用には向かない

今回、長期の使用によって以下の点がどのように感じたのかを詳しく紹介していきたいと思います。

 

どこまでサポートされるのか

タイツに走らされている感覚なっている気がする

結論から言うと、全くそんなことはありませんでした。
最初はかなりの締め付けによって、自分の足じゃない気さえした時期もありましたが、今では「第二の皮膚」とも言えるぐらい、いい感覚になっています。
やはり、結局走るのはタイツではなく、自分の脚ですからね。
「サポートタイツ」と名がついているように、あくまでもランニングのサポートのためのものです。

超長距離での締め付けの影響

先ほどと重なる部分もありますが、私には大きな影響はありませんでした。
締め付けが一番気になるのは、履いた直後やスタート段階ぐらいなものでした。
その後は、走れば走るほど、肌と一体になっていく感覚になります。
こうなると、もう締め付けなんて全然気にならなくなります。
きっとこういう感覚になることが、このタイツの大きな効果の一つなのではないかと思っています。

 

しかし、このあたりは個人差も大きいと思います。
やはり普通のタイツに比べてかなりの締め付けはありますので、後半になればなるほど気になる人はいるかもしれません。

トップスピードでの使用について

このタイツを履いて、1000m、2000m、3000mのタイムレースに参加してみました。
タイム自体はベストは出なかったものの、そこそこでいけました。
しかし、距離が短ければ短いほど、つまりトップスピードが速ければ速いほど、締め付けを意識してしまうことがあった感じがしました。

 

トップスピードに乗ることは乗るんですが、その際にこの締め付けはかなりストレスになります。
自分は元短距離選手ということもあり、トップスピードに乗せるときは、かなり膝を上げてダイナミックに走るのですが、その動きをタイツの締め付けが邪魔してきます。

やはりその辺りも本来の目的は肉体の「サポート」ということなので、そこまで速い動きでの使用は想定していないのかもしれませんね。
だって、一流のマラソンランナーが、こんなタイツ履いて入っとるのなんか見たことないもんんね。
短距離にいたっては言わずもがなです。

 

導入する効果は絶対にある

今回2ヶ月使用してみて分かったことをまとめると、以下のような感じです。

・締め付けはほとんどは気にならず、タイツとの一体感を感じられる。
・疲れを抑えてくれ、次の日の疲労を軽減できる。
・距離が長ければ長いほどその効果を体感できる。
トップアスリートの人たちが使用するには向かないものですが、我々のようなファンランナーには十分すぎるほどの恩恵(サポート)を受けられるものですね。
でも、「こういうタイツがなくても疲れにくい体を作っていかないとな」とも思いました。
また、頑張って走り続けよかな。
次はこのタイツ履いて、ウルトラマラソンに出たいね!!

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