先日の蘇州旅行の際に、実はもう一つ訪れていたところがありました。
それは、蘇州の名物料理の店です、
実は蘇州は美食の街としても知られていて、特色ある料理が多くあります。
そんな蘇州で私が食べたものは一体なんなのか、早速紹介したいと思います。
蘇州料理の概要
蘇州は運河が多いこともあり、メインはやはり魚介類です。
中でも、淡水の魚介類が豊かにとれることもあって、淡水魚や川エビなどを使った料理が特に有名です。
また、蘇州の料理は江蘇料理と「苏菜」とも呼ばれ、中国八代料理にも数えられています。それに加え、蘇州料理は上海料理の原型になった料理とも言われているそうです。
味の特徴は、素材の旨味を生かしたシンプルな味付けが特徴です。
四川料理や他の地域あるようなマーラーの辛さもなく、比較的日本人にも好まれる味になっています。
蘇州料理といえば!
①松鼠桂魚
蘇州料理に欠かせないのがこの料理ですね。
「松鼠桂魚」とは、淡水のケツギョの丸揚げに甘酢あんかけをかけたものです。
見た目にもなかなか迫力があり、これぞ中国といった繊細かつ大胆な料理です。
中国最古の歴史書である『史記』にも登場している蘇州を代表する伝統料理です。
②大閘蟹(上海蟹)
次はみんな大好き上海蟹です。
「上海」と名前がついているだけあって、上海で食べるのが有名と思いきや、ここ蘇州でも人気のある料理です。
味は超濃厚です。身もぎっしり詰まっています。
ただ、これを食べすぎると血糖値が大変な上昇をしてしまうらしく、食べ過ぎは要注意!
③叫化鶏
別名「乞食鷄」とも言われる料理です。
その独特の調理法から、かの有名美食漫画『美味しんぼ』や『中華一番』にも登場する有名料理です。
この料理の誕生には以下の伝説が残っています。
明代の末か、清代の初め頃、江蘇省常熟県の虞山の麓あたりで、食べるものに困った乞食が偶然に鶏を手に入れたが、調理の手段を持たなかった。仕方なくそのまま泥で鶏を包み、土中に埋め、その上でたき火をした。その後、鶏を掘り出して食べたところ、柔らかくて大変に美味な上、泥といっしょに羽根もきれいに取ることができた。
Wikipediaより
現在は少し調理法は変わっているようですが、味は間違いなしです。
さて、色々魅力的な料理を紹介してきましたが、今回私が食べたのは3つのどれでもありません。
シンプルにしてみんな大好きな「麺料理」を食べてきました。
実は蘇州は「蘇州麺」と呼ばれる麺料理が有名で、シンプルな味ながら、絶品なのだとか。
そして、中国人の同僚が「ここにいかないと蘇州に行った意味がない」というほどのお店を紹介してもらいました。
いざ蘇州の麺を食す!
場所は蘇州中心地から少し離れたところにある「裕典记面馆」というところです。
蘇州駅についたのがちょうどお昼前だったこともあり、タクシーに乗り込んで早速向かいました。
約10分ほどで目的の場所に到着。
大きく看板が出ていたのですぐに見つけることができました。
ぱっと見た感じ、中国のどこにでもありそうな、至って普通の中華料理やさんといった感じです。
早速中に入ると、お昼時ということもあってかかなりの人でした。
幸い1人だったので、相席でならすぐに座れるようでした。
早速並んで注文することに。
流暢(?)な中国語で注文したつもりでしたが、速攻で日本人と見破られました(笑)
店員さんは日本語を操れるようでした。結構日本人も来るのでしょか。
ここの麺料理はいくつか名物があるようでしたが、同僚に特にお勧めされたのが「カニの混ぜそば」でした。
確かに周りの現地の人を見ていても、ほとんどの人がそれを注文していました。
なので、同僚の勧めもあり、私もそれを食すことに。
混んでいた時間だったので、待つこと約20分、ようやく持ってきてくれました。
さぁ、食べようと思いきや、目の前で最後の調理をしてくれました。
これは絶対美味いやつやな。
肝心の味はというと、やっぱり間違いなしな味でした。
蟹の濃厚な風味が全面に出ていて、食べ応え満点でした。
他の素材が入ったら絶対に喧嘩しそうですが、麺料理というシンプルなものだからこそ、カニの素材の味が生きてくるのでしょうね。
量もちょうどよく、午後の散策に向かう最高のエネルギー補給になりました。
やっぱり蘇州は良かった
今回は日帰り旅行ということもあり、がっつりとした料理は食べられませんでした。
しかし、先ほども紹介したように、蘇州には魅力的な料理がたくさんありますので、訪れた際には是非ぜひ食べてみてください。
旅行の醍醐味は現地の料理を食べることですからね♪
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