コロナウイルスについて〜生活の基盤が崩れてきた〜

日に日に中国での状況が悪化しているコロナウイルス。
もはや感染拡大は止められない状況になってきている感があります。
日本企業の家族も続々と帰国しています。
企業も避難勧告から、避難指示へと変更しているところも多いです。
そして、多くの企業で再渡航を許していない状況です。
そんな状況なので、街からは日本人が急激にいなくなっています。




さらに管理体制が強まる

街中はどんどんと厳しい管理体制が始まっています。
以前にもお話ししたように、外部の人が入るためには体温検査、氏名の登録など厳格です。

こんな感じで中に入ることすらできなくなっています。
まぁ、ただのビニールテープやから入ろうと思えば、全然入れるんですが、見張りの人が至る所に立っています。
最近では配達の人も中に入れないようになったため、物流にも色々と影響が出てきました。
中国のいいところである、なんでも配達でなんとかしてくれるシステムが徐々にストップし始めています。
私も含め、そのシステムにどっぷりと依存していた人にとっては、かなり痛い状況です。

 

そして、中にはその配達員を通じて感染した例もあるため、うちの職場ではお昼ご飯の出前もついに禁止になりました。
厳しい状況ですが、我慢するしかありません。

閑散とした交通機関

先日どうしても必要なものがあり、久しぶりに地下鉄に乗って買い物に行きました。
当然公共交通機関に乗るのも、体温検査があります。
いつもの何倍も厳重な検査を受けて、構内に入りました。

構内は超ガラガラです。
普段もそれほど多いわけではないですが、この時はお昼の真っ只中です。
この時間にこの少なさはあり得ません。

構内にはこんな掲示があります。
「分散して並んで乗車してください。乗車後は他の人との間隔を1m以上開けて座ってください」とのことでした。
「1m以上間隔空けるなんて無理に決まっとるやろ!」と思いながら乗車しました。

なんと車内も超ガラガラでした。1mなんて余裕でした。
いつもは座るのが不可能なぐらい混んでいるのに…
まさかここまでとは思っていませんでした。
中国の人も今回の肺炎を脅威と感じているということでしょうね。

 

そして、目的のショッピングモールにも無事到着しましたが、ご覧の有様です。
ほとんどの店は閉まっており、閑散としております。
開いていたのは、地下のスーパーのみです。
まぁ、スーパーに用があったので、自分の目的は達成されましたが。


ちなみに場所によってはこんな光景も。これは本当に世紀末状態です。
この状態で生活を維持できるんやろうか。

全邦人の帰国検討へ

こうした状況の中、ついに日本政府も警戒レベルを一つ上げました。
2月12日、外務省からの以下のような内容のメールが来ました。

まぁ、一言で言うと、「マジで中国やばそうだから早急に帰って来いよ!」とのことでした。
確かに現在、中国を結ぶ国際便は続々と運行を取り止めています。
日本便は減便をしながらも、なんとか維持しているという状態です。
しかし、この状況が続くなら、完全に運休してもおかしくはないです。

 

そうなったらマジで帰れんようになるかも。
でも、在中日本人って10万人以上います。その全員が帰るってのは実質不可能です。
しかし、日本政府がここまでいうのであれば、やはり事態はかなり危険な水域まで来ているということでしょうか。
ちなみに、自分も仕事の都合で帰ることはできない身です。
もう、このまま中国身を置いて、状況を見守るしかないです。

 

とりあえずこれ以上、悪化しないことを願うのみ。
なにやら中国で特効薬が開発されたというニュースも見ますが、それが本当に効くのか。
なにはともあれ、中国加油!!!

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