シドニー旅行4日目〜シドニーニューイヤーイブ〜

今日はシドニーで1年のうちで最も盛り上がる日、シドニーニューイヤーイブの日です。
今では世界中で有名になったこのイベントです。
まぁ、一言でいうと年越しなのですが、その規模が桁違いらしいです。
世界中からたくさんの人が集まって、新年を祝います。
せっかくシドニーにいながら、この世界的なイベントに参加しない訳にはいかないでしょう。




舞台はハーバーブリッジとオペラハウス

シドニー旅行2日目〜ロックスのマーケットへ〜
シドニーにはたくさんのウィークエンドマーケットがあるそうですが、このロックスのマーケットは、特に規模が大きいものだそうです。 土日のみやっているそうで、今回の滞在の日程と偶然重なったので、行くことにしました。

このイベントの舞台となるのが、シドニーの象徴ともいえる二つの場所です。
日頃は人が多いものの、ゆるりと見て回れるほどの観光地ですが、この日ばかりは勝手が違います。

昼の段階で、すでに多くの人がオペラハウス、そしてその対岸まで場所取りを行っていました。
まだ、歩ける状況ですが、このままいくととんでもない人混みになることが、容易に予想できるほどでした。
ネット情報では、「良い場所で見るためには昼から場所取りをすべし」と書いていましたが、流石に12時間も待つなんて、そこまではできません。


というわけで、さらっと軽食を買い物を済まし、一度宿泊場所に戻ってから、万全の態勢でニューイヤーイブに臨みました。

人の波というか壁!

街中がお祭りの準備

もうサーキュラーキーに行く電車も動いてなかったため、キングスクロスから歩いて、
サーキュラーキーまで行きました。
すでに街中にはイベントを楽しみにしている人たちがたくさんいました。
カップル、家族連れ、ちょっと危なそうな人々まで様々です。

途中すでにゲートのようなものがあり、オペラハウスや植物園はすでに封鎖されていました。無理やり入ろうとしていた人もいましたが、いかついセキュリティーにがっちり止められていました。あのガタイには勝てんわ。


ゲートの隙間はどこなのかを探しながら歩き回っていると、ようやく一ヶ所空いている場所を発見。

ここからまっすぐ行けばサーキュラーキーまで行けそうです。
とりあえずゲートの中に入って一安心しました。

サーキュラーキーにたどり着いたときは、すでに8時前でした。
とりあえず9時から始まるファミリー花火には間に合いました。
しかし、ここから本当の困難が待ち受けていました。

中に全然入れない

無事に会場につき、とりあえず見るポイントを探した目に街を練り歩きました。
目指すはハーバーブリッジが見える場所です。

しかし、どの場所もすでにゲートが封鎖されていて、中に入れません。
警察とセキュリティーがガッチリ前を守っていて、ありんこ一匹通さない姿勢です。
「中に入れてくれよ」と懇願している人もいましたが、一蹴されていました。
自分も流石に少し焦りだし、少し足早に先に進みました。

しかし、どこもかしこも閉鎖中でした。
さすがに1時間前の到着では無理があったかと思い、諦めかけたその時、なんと一番端の橋の麓のゲートが空いていました。
なんとか滑り込みで、ゲート内に入ることができました。

シドニーニューイヤーイブ開始

ファミリー花火

花火を見るためには、橋の裏側、つまりオペラハスが見える方へ行かないとといけません。
しかし、そこにたどりつくのが本当に大変でした。

この人混みをかき分けて行きました。
途中ドミノ倒しになりそうな場面もありましたが、なんとか無傷で目的の場所まで到着。

ここで花火を観覧することにします。
たどり着いたのは開演15分前。最高のタイミングです。
そしていよいよその時が!

盛大な花火が夜空を彩りました。
みんな大騒ぎです。短い間でしたが、お祭り気分を楽しめました。
しかし、これは所詮前座です。
本当にニューイヤーズイブはこれからです。

地獄の待ち時間

ファミリー花火終了後、年越しまでは約3時間。
この間ひたすら待たないといけません。夏とはいえ、夜のシドニーは寒い。
海岸近くということもあり、鬼のような風が吹き続け、体温と体力を奪います。
自分はこれを予想して、長袖長ズボンで行ったので、ことなきを得ましたが、ずっと薄い格好で待っていた人にとっては、地獄の時間だったと思います。

そして、待つこと3時間。
ついにシドニーニューイヤーイブが始まりです。

天を覆う歓声と花火

ファミリー花火の時とは比べ物にならないぐらいの人が、会場に集まっています。
その全員でカウントダウンです。
大合唱の後、ハーバアーブリッジから開始を告げる花火が。
そして、その後花火の輪はオペラハウスにまで広がり、最後は湾全体に大輪の花を咲かせるほどに広がりました。

みんな時には叫び、時にはしっとりとこの瞬間を楽しんでいました。
なぜ、この年越しイベントが世界最大のものなのかわかりました。
この雰囲気は一言で言って最高です!

 

花火はあっという間に終わり、会場の人たちは「ハッピーニューイヤー!!」と周りの人たちとお祝いをしていました。
その後はみんな一気に会場外にはけて行きました。

これ以上ない年越しに

これまで何回か海外で年越しをしてきましたが、これほど感慨深く興奮した年越しは初めてでした。
あれだけたくさんの外国の人達と同じ場所で同じ時を祝うのがこんなに楽しいとは思いませんでした。
2020年、最高のスタートが切れました!

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