コタキナバル旅行記6日目〜モスク巡り〜

連日のショッピングにも少々飽き飽きしてきたので、今日はショッピングからは離れて、硬派な旅に出かけました。
題して、「コタキナバルのモスクを巡る」です。
コタキナバルには大小様々なモスクがあり、そのデザインも個性的です。
時間的に全てを周るのは厳しいので、今回は超有名所を二つに行ってきました。




コタキナバル市立モスク

通称ブルーモスクと言われている、水上に浮かんだモスクです。
コタキナバルのランドマークにもなっているモスクですね。

市内中心部からは少し離れており、タクシーで15分ほどかかりました。
受付を済ますと、イスラム教徒の衣装である、ガウンと帽子を借ります。


ここでは、女性は必ず、男性は半袖半ズボンの場合はガウンを着用しなくてはいけません。
この日、私はタンクトップ半ズボンと、全然イスラム教のしきたりに配慮していない格好で行ったので、当然がっつりガウンを着ました。
貸し出し中で合う帽子がなかったのか、私だけ頭に全然入らない、コックさんのような帽子を渡されました(笑)

ただ一言「幻想的」

入場してすぐに、水上に浮かんだ幻想的なモスクが目の前に現れました。
よく観光のガイドブックで見られる景色が目の前にありました。
この日はあいにくの天気で、ガイドブックのような美しさを収めることはできませんでしたが、それでも水上に佇むその姿には気品が感じられました。
天候や時間によって、きっと様々な表情を見せてくれるのでしょう。

初のモスクの中へ

これまでの旅で、何度かモスクは訪れたことがあるのですが、実は中には一度も入ったことがありません。
偏見かもしれませんが、やはり教会に比べると少し入りにくい雰囲気があるんです。
しかし、今回は格好もちゃんとしているし(借り物ですが)、せっかくなので中に入って見ることにしました。

履物を脱いで中に入ると、いきなりお土産物屋登場。
いきなり雰囲気をぶち壊してくれますが、見慣れた後継なので無視してさらに奥へ進みます。

ここが大広間的なところです。
いたるところにアラビア文字らしきもので何かが書かれています。
コーランは全く読んだことがありませんが、それに関することが書かれているのでしょか。
さすがにここに来ると、その独特の雰囲気に思わず身が引き締まりました。
やはり、教会やお寺とは何か違う雰囲気がそこにはあります。

これ以上先はムスリムの方しか入れないようになっていました。
メッカに向かってお祈りをする場所なんでしょうね。
このには一般のムスリムの方はそれほどいませんでしたが、隣で修行僧のような若者たちが勉強をしていました。

まさに異文化に触れた感じでした。
ですが、自分の中に感じていた違和感はもうなくなったかなと思います。
百聞は一見に如かず、やはり実際に体験するのが一番ですね。

目指せピンクモスク

本日2つ目に訪れたモスクは、サバ州立大学内にあるモスクで、通称「ピンクモスク」と呼ばれているものです。
モスクの割りにポップなネーミングがついているんですね。おっとこれも偏見かな。
早速サバ州立大学に向かうことに。

今回はせっかくなので散歩しながら行くことにしました。
ブルーモスクからサバ州立大学までは約6kmの道のりです。
通常なら絶対に選ばない方法でしょうが、私は体力だけはアホみたいにあるので、迷わずゴーです。
途中サバの州政府事務所を通過しました。

サバ州立大学までは遊歩道が整備されており、快適に歩くことができました。
道中、大小様々なトカゲと遭遇しました。
最初は興奮しながら見ていましたが、あまりにも出てくるので少々飽きてきました。
そんなこんなで、約1時間の道のりを経て、サバ州立大学に到着です。

建物をがいちいちおしゃれ

ようやく大学に着いたーと思ったら、ここは大学ではないみたい。
ですが、建物がおしゃれだったので、思わず立ち寄ってしましました。

その後、すぐに大学内に入ることができ、いよいよモスクとご対面。

ピンクという圧倒的存在感

本当にピンク色の建物です。形は間違いなくモスクです。
こんな凄い色使いのモスクが本当にあるなんて…。
日本でピンクの建物見たら、絶対に違和感を感じるのに、なんかこれは一周回ってありかもって思ってしまう。

あいにくの天気と、中には入れないということもあって、周りを見てすぐに撤収しました。

それにしても、大学内にこういう宗教施設があること自体ちょとびっくりやけど、この色使いは本当にすごい。
いいもの見させてもらいました。

イスラム教への理解が少しは…

今回、たった2つのモスクしか見てないけど、自分の中で感じたことがたくさんありました。
実際に中に入って、その宗教の人たちと触れ合うことでしか感じられないものがあるんやなと、改めて実感しました。
仏教やキリスト教と比べて、まだまだ身近ではない存在であることは間違いない。
でも、偏見にとらわれずに、どうすればお互いに関わり合っていけるかを考えるのって大事やよね。

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