NEW ELITE 〜グーグル流 新しい価値を生み出し世界を変える人たち〜 教育の限界は??

最近、久々に読書熱が再燃。いろいろな本を読み漁っています。
一番多いのは仕事柄教育書ですが、ビジネス書にも目を通すようにしています。
そんな中本書を発見し読んでみたところ、単なるビジネス書としてではなく、これからの日本の教育を見直すための様々な示唆がありましたので、感想と並んで紹介していこうと思います。

 




成功者とは

皆さんは成功者とはどのような人たちだと思いますか。
お金を持っている人たち、ある程度の社会的な地位にある人たち。
たしかに上記に挙げた人たちは、今までの世の中なら間違いなく「成功者」といえます。
しかし、これから訪れる時代においては必ずしもイコールではありません。

 

これからの成功者は、新たな仕事をクリエイティブしていくことができる人材です。
ゼロからどれほどの新しい価値を生み出すことができるか、これが2020年代には求められます。
昨今のニュースでは、AIが人間の仕事を奪うかも知れないという報道が多いです。
事実、単純な工程や作業は間違いなくなくなって行くことになるでしょう。
そして、会計などのスキルもAIの専売特許になるかも知れません。
そう考えると、今している仕事がいつお払い箱になるかわかったものではありません。

著者が語る新しい働き方は、「情熱・創造性・率先」のクリエイティブエコノミーという考え方である。
特にこれからの時代は創造性が大きなキーポイントとなることが示唆されている。

 

スプリントのリズムでの仕事

このような自己実現ができる人の特徴として、仕事のスタイルも大きく関係していると筆者は述べている。
多くの社会人はマラソン形式の仕事のやり方を行なっている。この方法は延々と走り続けるため、中弛みが発生し仕事の質も落ちる。
しかし、スプリント型ならどうだろう。
全力で物事に取り組み、成果を出せば全力で休む。この意識を行うだけで仕事に対する姿勢や、心身の張りも違ってくる。
たしかに日本人は「全力で休む」というところに課題がある気がする。
休日出勤、残業など、果たして本当に必要な仕事なのか、疑問に思うものが多々ある。
そのようなものを見切るためにも、仕事から離れる時はしっかり離れることが我々には必要な気がする。
海外に出てから特にその必要性を感じる。
仕事は日本以上に濃いものだが、仕事外は本当に心身を休めているので、逆に心身の状態はいい。

 

楽しむことの重要性

本書ではある調査で、「簡単な仕事をしている人ほど退職やすく、難しくスキルだ高い仕事を任されている人ほど長く仕事を続けている」という結果が出たと言及している。
仕事は自分の能力を生かしているという実感がある方が望ましいということである。
しかし、これはただ離職しにくいというだけで、実際の仕事の質につながるかは別問題である。

これより高いレベルの仕事に行くための方法は、楽しむことである。
趣味と仕事を横断できるような働き方ができればベストであると、筆者は述べている。
確かに、これが実践できれば日々の仕事だけではなく、人生そのものが彩られるものになりそうである。

 

結びに変えて

本書は、主に働き方の部分で日本社会の問題に迫るいくつかの示唆があった。
しかし、これを教育に置き換えることもできる。
一斉授業の画一的な教育、前時代的な指導方法、伝統のみを重んじる指導方法。
そろそろこのような悪しき慣習を払いすて、新たなステージに進むことが求められているのではないだろうか。
これが、今日本に求められている本当の教育改革のような気がする。

 

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